毎日は、新しい日の連続だ〜

暖かくなったり、寒くなったり
この時期は特に気温の差があるような気がする。

先週から夫が、かなりおそめの冬休みに入った。
ロックダウンが少しゆるくなり
隣町まで出られるようになったので
車を走らせ園芸店に行ってきた。
そこで手に入れたのは、桃の木とマグノリア。
この間ちょうど桃の節句があったばかりだけれど
それに間に合わせるように、我が家の桃はほぼ満開になってくれた。
マグノリアはまだ蕾の状態だけれど
来週にはきっときっと咲くだろう。

コロナの間は季節で咲くような花を
少しずつ買い足して、楽しんでいる。
ズボラな私でも、なんとか育てることができている。

朝はちょっとした体操をするのだが、
その体操をしながら、今年初めに飾っていた「Happy New Year」と
筆で書かれた絵葉書が、チラチラと目に入り、
そうか、ハッピー、新しい年
ということは、ハッピー、新しい日❤️って
いい言葉じゃないか?
と、自分の発想に嬉しくなってしまったのだ。
そう、「Happy New Day」

みなさん、今日も良い一日を。

細くて長い旬のもの

バルセロナで冬の旬の食べ物といえば
アーティチョークやネギのカルソッツだ。
最近では大手スーパーマーケットのCaprabo(カプラボ)で
うれしいことに白菜が売られている。
どこで作られているのか表示を見てみたら
バレンシアと書いてあった。
これが、水々しくてとってもおいしい。
なんたって、鍋には欠かせないでしょう。
まさか、白菜がスーパーで買える時代になるとは
ありがたいことだ。

そうそう、ところでもうひとつ
冬の旬の食べ物がある。
それは野生のアスパラガス。
通常のアスパラガスより細くて、ひょろりとしている。
我が家では朝の市場で購入するけれど
この時期、山を歩くと
このアスパラガスに出会える。
山を散歩してきた人たちが
何十本も手にアスパラを握りしめて帰ってくるところを
たびたび目にすることがある。
山で採ってくる人は、育つ時期と育つ場所を知り尽くしている人だ。
私が山に入って採ってきたとしても
おそらく10本取れたらいいくらいだろう。
このアスパラは茹でてもおいしいが
私は軽く炒めて食べるのが好きだ。
細身ながら、味は濃厚で
思わず、目をつぶりながら噛み締めて食べてしまう。
冬は寒いけれど
美味しいものがあるからワクワクする。

2分7秒に耳をすまして〜

日本にもホームセンターは色々あるでしょう。
たとえば、カインズとかコーナンとか。

そんな感じのお店が
我が家から車で10分くらいのところにある。
その名はLEROY MERLINといい、
フランスに本社があるホームセンターだ。

今の家に引っ越してきて
壁のペンキをそこで調達したり、
木材なども豊富に売られているので
そこでちょこちょこ購入しては
ちょっとした棚をつけたり、小物を作ったりして夫は楽しんでいる。

そのホームセンターのことが書かれたブログを読んで
自分に爆笑してしまった。
それは昨日のこと。
辻仁成のブログを拝見していたら
パリ在住の彼が田舎にアパルトマンを購入し
その家のDIYを楽しんでいる様子が書かれていた。
そこに登場したのがそのホームセンターのことだ。
彼もLEROY MERLINで新しい家のためのタイルやペンキなどを調達しているとのことで、そこにはお店の名前がカタカナで書かれたあった。

ルロア・メルラン

えっ、やだっ〜 本当の名前はルロア・メルランだったのね〜。
フランスに本社があるのだから、これがフランス語よみの
れっきとした正しい呼び方!

なんと、スペインでは
レロイ・メルリンと呼んでいる。

は、はずかしい〜!
そのままローマ字読みするのがスペイン人なのだ。

いやいやいや〜
あはは。
ぜひ、上の動画の2分7秒のところ
耳をすまして聞いてみてくださいませ。

はい、今度からは
ルロア・メルランとフランス訛りな感じで
言えるようにしておきたいと
思っている今日この頃。


食べたいから作る

 

この素焼きの器に入っているのは
チョコチップスポンジケーキだ。
この器はいつもグラタンの時に使っているのだが
どうしてもケーキが食べたくなって
ネットで検索して簡単で、かつ今うちにある素材で作れるものを探して
作ったのがこれだ。

噴火しているようにちょっと膨らみすぎなんだけれど
ふんわりおいしくできたので、ウキウキ気分だ。

日本にいると、普通においしいスイーツがコンビニで簡単に手にはいるが
バルセロナの郊外の小さなわが町では
甘すぎるお菓子か胃がもたれるほどの油っぽいものばかり。
食べたければ自分で作るのが一番なのだ。

ここ数ヶ月くらいお菓子のレシピを見て気がついたことがある。
バターを使うとクリームっぽく、白っぽくなるまで混ぜる!
ということが必ず書かれている。
そこまでもっていくには、そうとう腕を回さないとならないのだ。
とても疲れる!
でもバターを油(私はオリーブオイルを使用)に変えると
軽く混ぜるだけでいいということがわかった。
混ぜるという作業は腕や肩がとってもだるくなるのだ。
疲れる作業を思い浮かべるだけで、作る気力もなくなってしまうけれど
オリーブオイルを使うと、健康にも良さそうだし
罪悪感が減るうえに、体力も使わなくてすむのだ。

疲れるという理由で
お菓子づくりを敬遠している人もいると思う。
いや、それは私だった。

そういう理由で遠慮していた人。
ぜひ、オイルで挑戦してみたらいいかも。


春、プリマベーラだよ〜

先週あたりからあたたかくなってきている
わが町、ラ・ガリーガ。
山に囲まれた町だけれど
暖房を使わなくても過ごせるほどの気温が続いている。

うちのベランダからLa Domaラ・ドマという古い教会が見えるのだけれど
その建物のまわりに黄色い色が急に増え始め、
もしやミモザが満開なのだろうと
今朝は散歩に出てみた。

ミモザも咲いていたが
アーモンドの花が散歩の道すがら
たくさん咲いていた。

まだまだスペインは3万人を超える感染者が出ている毎日だけれど
青い空と
アーモンドの花と
ミモザの花に
パワーやエネルギーを注いでもらった感じがする。

さてさて、今日の夕食は何にしよう。
やっぱり、ミモザの黄色が忘れられないから
カレーかな〜。
影響うけすぎだね。