モリスが我が家にやって来た

 

ミモザってかわいい。
これは二ヶ月ほど前に朝市の八百屋のおじさんから
はい、どうぞ!と野菜を買ったオマケにいただいたものだ。
もう、すでにドライフラワーになってしまったが
小さなボンボンがたくさんついていて
愛おしくて飾っている。

そう、何がモリスか?って
実はウイリアム・モリスの壁紙をイギリスから取り寄せて
先週末のセマナサンタ(イースター)のお休みに
夫と一緒に貼ったのだ。

実は意外と大変だった。貼る作業が。
壁紙の貼り方をYouTubeで検索し、
映像で見た感じは結構簡単そうだったのだけれど、
配達された壁紙と一緒に粉末のノリが入っていて
そのノリで、ちょっとしたハプニングがあった。
動画ではペットボトル1.5リットルの水と100グラムの粉末ノリを混ぜ合わせて作っていたのだ。
それを参考に水と粉末ノリを混ぜていたら
ゼリーくらい固まってきてしまい、
これは違うんじゃないかと夫に言ったら
動画のと粉末のメーカーが違うじゃん!ということで
ノリのパッケージを再確認すると
100グラムに11リットルと書いてあるとのこと。
あぁ〜! やってしまった!!!
急いで水を足しながら、シャバシャバ状態のノリを作った。(ハンドミキサーでガーッと)
おそらくこれでいいのだが
動画のように壁にノリを塗っただけでは
壁紙はまったく張り付いてはくれなかった。
しょうがないので壁紙にもノリを湿るくらい塗りつけて
ようやく壁に張り付いてくれたのだ。
そんなこんなで朝の10時から始めて終わったのは午後3時。
二人掛かりで、しかもたった1面だけの壁だったけれど
こんなに時間がかかってしまった。

でも、出来上がりは
かなり満足!

日本からモリスの壁紙を買ったとしても
スペインでの値段と同じくらいなので(日本でのオンライン価格をチェックしてみた)
もし、部屋をイメージチェンジさせたいと思っているなら
これはかなりオススメだ。

動画では一人で貼っていたけれど
壁紙初デビューの人は
二人で貼った方が良い。
一人で壁にノリを塗って、さらに紙にもノリを塗らないといけないので
その作業を一人でしていると時間がかかってノリが乾いてしまうからだ。
後からわかったことだが、粉末ノリの場合
作ってから一日置くと液体にまとまりが出て落ち着くので
貼る前日にノリを作った方が良い。

とにかく壁紙を貼ってから
壁ばかり眺めてしまう、今日この頃。
モリス最高〜!

それでは、良い週末を。

カップは厚手がいいのだ

神様からのプレゼントとして
バルセロナの街に一箇所だけ住むところを与えるが、どこがいい?
と、言われたら
間違いなく選ぶ場所はグラシア地区だと思う。
気取りのないお店がたくさんあるし
人々も気さくな人が多い(お店の人たちのこと)。
アート関連のお店も多い。
美味しいお店もたくさんある。
広場がたくさんある(なぜか、ジョンレノン広場というのがある)。
ここに住んでしまったら、
ほとんど家にいないかもしれない危険性がある。
そのくらい、散歩するのが楽しく、心おどるエリアなのだ。

上の写真のコーヒーカップも
グラシア地区にあるアート系の雑貨店で買ったもの。
ぽってりとして、厚みがあって、シンプルな形だけれどかわいくて私のお気に入りだ。

自分のコーヒータイムに使おうと思って数年前に買った
レモン色がチャームポイントのティーカップを持っていたのだが
何しろ陶器が薄いカップで、すぐに暖かい飲み物が冷めてしまうのが欠点。
大好きなカップだけれど、、、今はキッチンの棚の中で眠り姫のように長いお休みに入っている。
でも、気に入っているので夏の暑い時には冷めにくいから
使おうと思っている。

今週から夏時間になったので
夜の8時くらいに日が暮れて、気分が浮つく感じだ。
うれしい。
なんだろう、このウキウキ感は。

我が家は日本でいうと5階にある。
ベランダからは様々な家の様子が見渡せるのだ。
ランチタイムになると、お隣さんたちがテラスでお食事をしている。
そんな季節がいつのまにかやってきた。
話し声やグラスとグラスの乾杯の音、
お皿とフォークやスプーンが重なる音。
そんなサウンドが幸せだなぁと感じる。
ここのところ23、4度ほどの好天気で
夏のヴァカンス?みたいな気分。
でも、現実的にはまだ外出時にはマスクなのだ。

ちなみに、ジョンレノン広場はこちら。

プチプチっと出た

ここのところコロナの影響で
骨董市が開かれていない。
振り返ってみると、この騒ぎになってから夏に一度、開催されただけだ。
この骨董熱を解消さてくれたのが
植物だ。
だからベランダやリビングに少しずつ増えている。
買い足したものもあれば、
ネットで育て方などを見て、増やしていったものもある。
上の写真のプチプチが集合している多肉植物は
水やりのときにポロンと、プチっとした小さな葉っぱが取れて
土に置いておいたら勝手に増殖してしまったのだ。
こんなに簡単に増えてしまうのだなぁ。

去年IKEAで買ったミニ蘭は、たったの二つしか花がついていなかったのに
今年はなんと10個も蕾をつけた。
育ってくれることが
なんとも嬉しい。

来週金曜日から始まるセマナサンタ(イースターの祭)に向けて
今週末からベランダの植木の位置をどうするかデザイン中だ。
頭の中にはほぼ完成図はあるけれど
コストも製作日数もかかるので
少しずつ少しずつ
やっていくという感じかなぁ。

このひと、素敵だわ

あれから1年。
あぁ、あっという間に時は駆け抜けて
記憶に残らない日々だったような
記憶が薄いような、、、
いや、よくよく振り返ってみると
かなり濃い一年だったかも、、。
確かに、三月、四月、五月、六月、、、つづくつづく
思い返して見れば、心に残る日々だった。
そして、まだ 残念ながらコロナウイルスは猛威を振るっているのだ。
スペインもここのところ、日々の感染者が5千人ほどとなり、
今週からカタルーニャ州内なら出かけられるようになった。
そう、バルセロナの街へ行けるようになったのだ。

いろんな出来事があったけれど
そんな中で、コンピュータの前に座る時間は1年前から長くなっている。
特に、動画が面白くてしょうがない。
もう、テレビなんていらないだろう。
テレビは時間でプログラムが日々決まっていて
その中で時間に合わせて見たいものを選んで見るものである。
しかも、スポンサーや政治や社会の関係で
言いたいことを言えない番組ばかり。
でも、YouTubeは
自分が見たいものを、自分で探して、いつでも見れる。
過去のものも見れるのだ。
政治や経済の話も本音とダジャレとお笑いも交えて語っている。
アヤシいものもあるけれどね。

最近、このチャンネルが気に入っている。
Her 86M2 by Thuy Dao

彼女、すごい。
料理はもちろんのこと
小さなバルコニーで野菜を無農薬で育てたり
キッチンをリフォームしたり
この上に動画を載せているのが
お香を自然の素材を集めて作っている。

お香を自然の素材で作るっていいなぁ。
そう思った。
突然ここで名前の話だが、私の名前は香子。
そう、香りの子と書く。
だから、香りというものにどうも気が向いてしまう。
とはいえ、香水にはあまり興味はない。
自然の香りはちょっと気になる。
町の匂い、風の薫り、太陽のにおい、ふとんのにおい。
おっと、考えてみたら夫は燻製の会社で働いている。
アハハ、これは偶然か必然か。

この動画の中の彼女は
森に住む素敵な魔女みたいで
私もちょっと試して見たくなってしまった。

さてさて、YouTubeで
香りの作り方でも調べてみようかしら。
またまた、コンピュータの前に居座る時間が多くなりそうだ。



明日は味噌作りだ

 

今年は少し遅れてしまったけれど
明日は待ちに待った味噌作りだ。
遅れたのには理由があって、
町のはずれにあるオーガニック専門店に
大豆を注文して安心していたのだが
一週間ほどして、ごめんなさい。入荷しません。ということだった。
あまり売れないからとの理由だ。
確かに、大型スーパーでも色々と豆は置いてあるが
大豆は無い。
困った〜!
バルセロナの街まで行けば、オーガニックのお店には
ほぼ置いてあるのだが、
なにせ、ロックダウンで街まで行けないのだ。
そうそう、教会の裏手に小さなオーガニック店があるのを思い出した。
翌週に行ってみると案の定、店頭には無かったが
注文をして帰ってきた。
翌週の火曜日には入ってきてるはずだからと言われ
水曜日に行ってみると、、、あ、あった。
私が注文した大豆だ。

2キロの大豆を今、水につけている。
ほぼ倍にふくれている。

パッケージに書いてあるが
大豆はSoja Blancaソッハ・ブランカという。
白い大豆という意味だ。
大豆には緑の豆とこの白い豆の二種類がある。
味噌や納豆を作るときはこの白い豆が必要なのだ。

この大豆はカタルーニャ産のオーガニック大豆だ。
味噌をいれるタッパーも用意したし
麹は2キロ、
塩1キロは今回ヒマラヤのローズ色の塩を使おうかと思っている。

ちょっと緊張してきたけど
うまくできますように。