コーヒーのお供に

バルセロナ、ただ今とっても暑い〜。
熱に弱い植物が強い光に耐えきれず
消耗して、枯れてきてしまうほど。
どこに置いたら日陰になる時間が多いか
いろいろ考えながら配置しているこの頃。
鉢植えなので、移動できるから良かった。
雨がここのところずっと降ってないのだ。

さてさて、ここ5年ほど
我が家のコーヒータイムに不可欠なのが
このチョコレート。
スイスのメーカー、Lindtリンツ。
やっぱりチョコレートはここのが美味しい。
お値段はスーパーマーケットで7ユーロほどだったと思うけれど
通常のチョコレート・バーの二倍ほどの量があるので
二個買ったと思えば高くはない。
しかも、ヘーゼールナッツがゴロゴロ入っていて
ミルクチョコレートとナッツのコンビネーションが最高に良く
口の中で至福を味わえるのだ。
ミルクチョコレートとアーモンドの組み合わせもあるけれど
思ったほどアーモンドが入っていない。
私のおすすめはヘーゼルナッツ!!!

いやいや、
それにしても暑い。
いつもチョコレートは常温で棚に置いているけれど
さすがにここのところ気温が高くてベットリしてしまい
冷蔵庫に入れて保存している。
そうなると、口の中に入れてからとけるまで
時間がかかりすぎるのが難点。
チョコレートはできれば常温がいい。



五香粉を買いに〜

先週の木曜日のこと
隣街のGranollersグラノリェースで朝市が開催されているので行ってきた。
ほぼ一年半ぶりの活気溢れる朝市を体感し
カラダのどこかにかくれていたパワーが
ムキムキと起き上がってきた感じがした。
やっぱり街めぐりは楽しい〜。

そうそう、この街には一件のアジアン食材店があるのだ。
台湾出身の男性が一人で営んでいる。
いつも礼儀正しく、お辞儀の姿も見応えがあるほどとてもりっぱなのだ。
それで、とても気になって何か武道かスポーツをしているの?と
聞いたことがあるが、
顔を赤くしながら、手を左右に大きく何度もふって
いいえ、いいえ、していません。と
笑顔で答えてくれたことがあった。
ここの店主とは私が日本人なので日本語での会話。
今回はここでどうしても書いたいものがあった。
以前から美味しいと小耳にはさんでいた『ルーローハン』を作りたくて
そのレシピの中に、これがないとルーローハンの味ではない!と
それくらい重要な秘密のパウダーがあるのだ。
それが『五香粉』。
「ゴコウフンありますか?」とたずねると
「ゴ・コ・ウ・フン?」???と10秒ほど考えて、、、
「あっ、ゴコーフン。」と言いながら近くの棚へまっしぐらの店主。
片手にそれを持ってやってきた。
その胡椒の瓶のような容器には
大きく『五香粉』と書かれていた。
あった〜。
正しい言い方を教えてくれた「なんとかシャンフォァン」(ちょっと最初の言葉は忘れてしまった)
五つのスパイスが粉になっているんだよ。と教えてくれた。
確かに匂いをかいでみると、漢方薬の粉薬みたいなカラダに良さそうな香りだった。
そして、その週末に『ルーローハン』を作ってみたのだ。
美味しかった〜。

作った翌日の夜に毎日拝読している辻仁成のブログを読んで
びっくり!!!
なんと彼も『ルーローハン』を作っていたのだ。パリで。
しかも、お手本にしていたのが、
コウケンテツのYouTube。ここも一緒だ。

先週末にヨーロッパ在住の日本人でコウケンテツのYouTubeを見ながら
ルーローハンを作ったのは我が家と辻家だけじゃないだろうか。

写真はおとといの朝方に出ていた虹。我が家のベランダからの風景。

花のマーケットへ

ちょっとした野暮用があり
バルセロナの街へ行ってきた。
その場所から歩いてすぐのところで
ちょうど花のマーケットFlors al Mercatが開催されていたので
足を運んで見た。
久々のイベントでワクワク、、、。

マーケットに到着すると人はまばら
時計を見ると朝10時を過ぎたばかり、、、ナルホド。
バルセロナの人たちは、週末はみんな行動が遅いから
早朝に行くととてもすいているのだ。
もし、バルセロナへ旅に来るなら
この、早朝はやめからの行動!は必須。
おぼえておくべし。

花に関連するブースや
自然環境系のブースが
たくさん出ていて、私も夫も大満足だった。
前から気になっていてほしいなぁと思っていた
オキザリス・トリアングラリスという
三つ葉のクローバ=の赤い葉っぱバージョンで
風が吹くと蝶々が飛んでいるみたいで
かわいいなぁと思っていたのだ。
こんなのが部屋にあったら
さぞかし素敵だろうと、、、購入。
それから、麹や味噌のブースも出ていて
スペイン人の女性が日本から麹を取り寄せて作っている
味噌や塩麹、甘酒などを販売していた。
試食をしてみると、これが結構おいしくて
なんちゃって!な味かと思ったら
深い味で気に入ってしまった。
麦麹に昆布や黒豆みたいなのが入った瓶詰めを買った。
ヨーロッパでは日本食がとても健康に良いとか
うまみとかが注目されていて、いろんなものが出始めている。
もっと、こういう人たちが出てきて欲しいと思う。
そして、少しでも貢献できたらと思っている。
ちなみに彼女のホームページはこちら。
Ma! Condimentsマ・コンディメンツ
麹や味噌などが大好きで大好きで仕事をしているという感じが
彼女の語りのはしばしから感じられていて
ぜひ、成長していってほしいと思ったのだ。
うちは毎年乾燥の麹を酒造会社から買って味噌を作っていたのだけれど
彼女のところでは生の麹を扱っているというので
来年は絶対に彼女のところで生麹を調達しようと思っている。
あぁ〜、楽しみだなぁ。

プチ・ガウディな感じ

お向かいさんのエントツが結構好きだ。
ガウディじゃないけど
プチ・ガウディだなぁ〜と
毎度見るたび思ってしまう。
おそらくこのお家は120年以上はたっているだろう。
ちょうどガウディが活躍していた頃だ。
エントツのとんがり部分に鳩がちょうどおやすみしている。
そうそう最近、ツバメがたくさん飛んでいる。
あぁ、そんな季節になったのだなぁ。
我が家のベランダより高い建物がまわりにないので
ツバメが気持ちよさそうに飛んでる姿が
十分に楽しめる。
ヨガマットをひいて寝っ転がって体操をして
青空を自由に飛行している様子を見ていると
清々しくて、いくらでも見ていられる。
例えばそれは焚き火を見ているとの同じような感じなのだ。
何をどうしようが、自然に動く飛行物に
世界は広いぞ大きいぞ〜と
習っているような感じだ。

そういえば、ちょうど一週間前に
近所に素敵なオーガニック系のお店がオープンした。
食品やコスメ、洗剤などを取り扱っていて
食品や洗剤はほぼ量り売りをしている。
たまたま食器を洗う洗剤を切らしてしまったので
そこへ今まで使っている容器を持ち込んで
それに入れてもらった。
早速、家で使ってみると
その洗剤はまったく泡が立たないのだ。
でも、油汚れはきちんと落ちるの。
とにかく泡がまったく無いので
きちんと洗われているのか?どうなのか?
判断がとってもしずらい。
実は、これはかなりの革命だと思った。
泡というのは信頼なのだ。
その信頼という泡が無いことで
慌てふためいている自分。
泡の出ない食器洗い洗剤。
どう思う?
想像してみてほしい。
常識として、泡が出るから洗われている。
という感覚だったのが今までだけれど
泡が出なくても洗われている、、、
これ、体験してみると変な状況に陥る。
しかも、スポンジに洗剤を落としても
泡が出ないから、どうなってるかわからなくて、
どんどん洗剤が無くなっていく。
油汚れはきちんと落ちるのだけれど
泡が無いのは非常に洗う目安が見つけにくくて
困ってしまう。
環境にやさしい洗剤は泡があってはいけないのだろう。
ただ、今の自分にはまだちょっと手強いし、難しい。

やっぱり泡は洗う目安として必要だ。
いつも使っているエコベールを買いに行こう。
エコベールも環境に優しい洗剤で、しかも泡が結構出る。
ドイツ製のSODASANソダサンもレモンの香りで気に入っている。
ソダサンという名前が日本人にもありそうな名前で親しみが湧く。
たしか「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で
高良健吾が演じる役が「そださん」だった。
洗濯洗剤を見ながら、思い出してしまう。
きっと泣かないけどね。

久しぶりの人たち

ロックダウンや何やらで
長らく中止になっていた、となり町の骨董市が
ほぼ一年ぶりに昨日ひらかれた。

コロナウイルス感染が広がる前までは
ほぼ一ヶ月に一度開催され、
ほぼ毎回でかけていた。
よく買うお店の人たちと
お互いの顔を見て、
久しぶりだね。元気? 会えて嬉しいわ。
なんて、
そんなことを言い合えたことが
とっても嬉しかった。

歳を重ね、おしゃれをしながらお友達と来ている
おばあちゃまたちが言ってました。
私たち、もうワクチン済ませたから大丈夫なのよ〜。
と、嬉しそうに友達とワイワイしながらアンティークのテーブルクロスを広げ
はしゃいでいる。
あぁ、いいなぁ。
みんな楽しそうだし、ワクワクしてる。
そんな場面を感じられて
とっても嬉しい。
コロナ前だったら何とも思わなかったであろうこういうこと。
今は、こんな普通のことでも気持ちがゆさぶられる。

はてさて、夫は電球の小さなパーツを1ユーロで買っただけだったけど
ワタクシ、布を二種類とクッキーの型を3つ、ハンカチ2枚、糸を4つ、お皿をひとつ。
結構買ってしまった。
久しぶりに買い物に出て
かくれんぼしていた買いたい病が出てきてしまった。
布は睡蓮のような薄いピンク色とオレンジとピンクの中間のような色を買った。
今、こんな気持ちなのかな?
自分の夏の服を作ろうかと計画中なのだ。ウフフ。

写真はベランダに置いている姫桔梗。