何もない空間に

たぶん、
15年ほど前のことだと思う。
知り合いの彼のフランス人男性が太極拳を目の前で披露してくれた。
それが衝撃的だった。
何もない空間に彼が動くだけで
目の前に何かオブジェのようなものが現れるのだ。
何もない空間に何かある?かのように
彼は動く。
美しいと素直に思った。

それと、同じ時期に
針金のアートを少ししていたことがある。
針金は何もない空間に針金という一本のラインを
曲げたり伸ばしたりくくったりして
作って行く。
何もない空間だったのに
三次元上にラインを引いて
何かが出来上がるのだ。

それが、なんだか面白かった。

今日、ふとあるお店のインスタグラムを見て
そのことを思い出した。

上の写真はわが町にあるモデルニスモ時代の
エントランスが素敵なお家。