フランスのUZES(ユゼス)のマルシェで買った
チーズを先週末に食べた
2日間ほど常温で置いてから食べると
そのチーズはトロットロになる
パンを少しカリッとトーストさせて
チーズをからませて食べる
ほっぺたもとろけるほど
これが最高に美味しい
まだまだ余韻は続いてる
夫の夏休みを利用して
お隣の国フランスへ行って来た
日本に住んでいると他の国へ行くのは大変なことだけれど
こちらは1時間半ほどでフランス国境へ行ける
例えば、神奈川に住んでいるサラリーマンが
丸の内まで仕事に出かけているとしたら
通勤圏内という時間だ。
と言うとよく出かけているように聞こえるが
実は、7年ぶりのフランスの旅なのだ(笑)
近いからと思っていつでも行けるという気持ちでいたら
あっと言う間に年月というものはたってしまうのね
今回は南フランスへ
目的はフランスのマルシェでおいしい食材のお買い物と
フランスのアンティーク市
マルシェの雰囲気
バルセロナと違うわぁ
圧倒的にフランスの方がキュート
頭の上から高い声を出すように
ボンジュー!って笑顔で言われると
嬉しくなっちゃう。
バルセロナの声のトーンは高くない
その違いだけで明るくなれるって
なんだかすごい発見
ここはUZES(ユゼス)のマルシェ。
アヴィニオンから車で30分ほどの所
お兄さんが入れてくれるフレッシュな牛乳を
コップ一杯立ち飲みしたり
チーズ屋さんでおじさんが、いきなりスペイン語で話しかけてくれたり
ビネガー屋さんではフランボワーズのお酢がとっても美味しくて
つい買ってしまった。
ランチに入った小さなレストランでは
プレートに様々な野菜料理が並べられていて
とっても美味しいなと一息ついていたら奥からシェフが出て来たの
なんと日本女性だったのだ。
素敵な笑顔のかわいい人で
初めてお会いするのに、なんだかとりとめもなく
色々濃い話しをして不思議
楽しかったし嬉しかった。
その方から教えてもらった近くの素敵な町
St Quentin de la Poterie(フランス発音は不明)
この町は様々な陶芸家が住む村で
小さな町のあちこちにアトリエがあり販売もしている
彼女に出会わなければ行けなかった町
素敵な町だった。
お庭にトケイソウをたくさん植えてあった家があり
夫はその花を知らなくて、こんなのがあるよと私を呼んだ
その花のとなりにオレンジ色の実があり
こんな実がなるとは私も知らなくて
実を指で触っていたら、家主のおじいさんが出てきて
どうぞ、持っていってと
実を私たちそれぞれに二つもぎとってくれた
それはトケイソウの種だそうで
それを植えるといいよ。と(フランス語でそう言っていたのだと思う
ゼスチャーで植える手振りをしてくれたから)
旅での出会いは心にしみる
はじめて出会ったのに
優しく笑顔で迎えてくれる人たち
これですね。
この心。
見習わなくては。
我が家にトケイソウの花が咲くのはいつだろう。
朝のジョギング
とりあえず続いている
いつもの帰り道は
丘を上っていく
その途中に50メートルほどの脇道に
ラベンダーが植わっていて
今日は小さな風がふんわりと香りをつれてきた
いぃ匂い
色はすでにあせている
でも、若い花の時よりずっと香りは優れていると思う
花が生き生きとしていた6月後半から7月初めは
色鮮やかで嬉しい気持ちになったが
今は香りが主役だ
そう、そこを過ぎて
町の中へ入って行く通りに
ひとつの公共の水道がある
我が町のそういった水道には
たいていタイル絵があり
絵や文章、詩などが書いてある
今朝、その水道の横を通ると
60代くらいのおじさんが
タイルに書かれている文字を前に真面目に動きもせず
時間が止まったように立っていた
おそらくこの町に充分なほど住んだ人だと思う
きっと、そのタイル文字を読んだのは初めてなのかもしれない
いつも目にはしているけれど
通り過ぎて、いつかは読もうと思ってずっと過ごしてしまうこと
あるある
きっと、彼は
その文章を読んで、色々と思うことがあったんだろうなぁ
そう感じた
それにしても一昨日から暑さがもどり
ダルさも増すこの頃
暑中お見舞い申し上げます。