帰ってきた暑さ

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朝のジョギング
とりあえず続いている

いつもの帰り道は
丘を上っていく
その途中に50メートルほどの脇道に
ラベンダーが植わっていて
今日は小さな風がふんわりと香りをつれてきた

いぃ匂い

色はすでにあせている
でも、若い花の時よりずっと香りは優れていると思う

花が生き生きとしていた6月後半から7月初めは
色鮮やかで嬉しい気持ちになったが
今は香りが主役だ

そう、そこを過ぎて
町の中へ入って行く通りに
ひとつの公共の水道がある
我が町のそういった水道には
たいていタイル絵があり
絵や文章、詩などが書いてある

今朝、その水道の横を通ると
60代くらいのおじさんが
タイルに書かれている文字を前に真面目に動きもせず
時間が止まったように立っていた
おそらくこの町に充分なほど住んだ人だと思う
きっと、そのタイル文字を読んだのは初めてなのかもしれない
いつも目にはしているけれど
通り過ぎて、いつかは読もうと思ってずっと過ごしてしまうこと
あるある

きっと、彼は
その文章を読んで、色々と思うことがあったんだろうなぁ

そう感じた

それにしても一昨日から暑さがもどり
ダルさも増すこの頃

暑中お見舞い申し上げます。