見ているところと、見てないところ

バルセロナの街へでると
あらためて気づく風景に出会うことがある
それはとっても新鮮でうれしいこと。

街じゃなくても
自分が住んでいる家でもそんなことがある。
壁についている失敗したと思われるペンキの塗り
前の住人は犬を飼っていたのか、壁についたワンちゃんのひっかきキズ。

この間は器を洗っていて気がついたことがある。
こんなところにデコボコがあったとは、、、

いかによく見ていない、、、のだなぁ。

でも、そんなことに出会える瞬間は
うれしい発見なのだ。

バルセロナはもう夏の色。

2年目と3年目

2年前の夏休みに南仏へ行ったとき
素敵なお庭にたくさんのトケイソウが塀に沿うように咲いていて
夫と一緒に見ていたら
そのおうちのご主人が出てきた。しかも急いで出てきたようで
あまりにジロジロと見ていたので
不審者と間違えられて叱られるかと思ったら
笑顔で、フランス語で、トケイソウの種がついているところを差し出された。
フランス語はわからないけれど
おそらく「どうぞ、よかったら持っていって。
これは種だから植えたら出てくるよ」と言っているようだ。
とても嬉しくて、メルシーと言っていただいた。

そのトケイソウ。
去年は花が咲かず、蔓だけがどんどん伸びて終わってしまった。
それが今、つぼみらしきものを2つ発見。
どうか咲きますように。

3年目のはご近所の花屋さんで買ったブドウの木。
やっとやっと小さなブドウがつきはじめた。
おいしいブドウができますようにと祈ってる。

お隣のねこちゃんは
ここのところ毎日、朝10時頃にやってきては
夕方までこのイスで眠ってる。
よく眠るわ〜。

 

冒険しすぎちゃった

下のねこちゃんが我が家のベランダを独占しようとやって来て
お隣のねこちゃんが居づらくなっている。
そこで、少し冒険してしまったお隣のねこちゃん
斜め下のおうちのベランダまで行ったはいいが
上がってこれなくなってしまった。

昨夜。
無事に助けだされて良かった。
現在、我が家のイスで眠ってる。

気をつけようね。

そうそう、やっとアイリスが咲いた。

 

町は祭だ、おいしいにおい。

祭で見かけたイベントで
とっても大きなナベで何かを作っている人たちを見つけた。
これ、パエリヤ?ではなく
『Migasミガス』といって、パン屑を活用した
昔ながらの庶民の献立のひとつ。
パンが出汁をすっているから意外とおいしい。
味見をさせて〜と言っていた女性が
ひと口食べて目を丸くしながら
「ボニッシモ!」とってもおいしいと言っていた。
そう、このおいしいにおいにお腹がグーッ。

緑が光にゆれて美しい季節。

 

オーガニックなイベント

4月の後半から3週ほどに渡って
オーガニック関係のイベントが行われていたので
以前も一度いったことがある
『Bio Cultura(ビオ・クルトゥーラ)』へ今年も行ってみた。

食べ物だけでなく、自然な素材を使った洋服、たとえばオーガニックコットンの
生地で作ったものとか、
足に負担がかからないような革の靴、健康に関する本や
ちょっとアヤしい健康器具などもあった。

街にもどんどんオーガニック系のレストランができ
スーパーでも健康食品がどんどん入り込んできている。
ただし、これは本当にオーガニックなのかな?と
ちょっと首をかしげたくなるものも、ごく少なくあるけれど
とにかく健康ブームがやって来ていることは確か。

イベントを見終わった後は少し疲れたので
芝生に寝ころんでしばし休憩。
そんな人たちが結構いたので気兼ねなくできるのがバルセロナらしい。

会場はモンジュイックの丘のオリンピックスタジアムがある隣の建物。

久しぶりに行ったけれど、いい風がすり抜けていく素敵な場所で
オリンピック時の建物を今でも活かしているのが素晴らしい。
東京は2020年にオリンピックがあるけれど
きちんとオリンピック後も使ってくれることを期待している。
92年のバルセロナオリンピックから25年。
わぁ、年月は早いものだ。