セイロンティーの香りが

今までずっと紅茶はアールグレーかアッサムを買っていた。
ところが、それらの紅茶の美味しいお店が近所になくて
セイロンティーを買ってみたのだ。

その香りはとってもなつかしい香りで
小さい頃の思い出をつれてきてくれた。

私が小さい頃は、なぜか麦茶をあまり飲んでいなかったと思う。
その代わりに紅茶、よく普通のスーパーで売っているようなティーバッグのを買っていた。
それをポットにお湯に入れて冷ましてから冷蔵庫に入れて飲んでいた。
しかも、うちの母は子どもが好んで飲むように砂糖を入れていたのだ。
だから、遠足の水筒には甘い紅茶の冷えたものがいつも入っていた。
その時の紅茶がセイロンティーだったのだろう。

数日前に買ってきたその紅茶の、ふんわりと湯気とともにやってくる香りで
小学校時代の遠足の映像がよみがえってきたのだ。
歩き疲れた時に水筒を開けるとその香りで嬉しくなったものだった。
しかも甘くておいしくて。

いろんな記憶があるけれど
大好きな記憶だ。

そうえいば、レモンの砂糖漬けも大好きだったなぁ。

なつかしい香り

パソコンを使っていたら
iCloudフォトの容量がいっぱいとかで
しつこいくらいメッセージが画面右上に出てくる。
しょうがないので、ここ一週間くらい前から
いる写真、いらない写真の選択をしているところなのだ。
なつかしい写真が次から次へと出てきて、
愛おしい時代だったなぁと。
マスクをしないで自由に人と接し、自由にあっちこっちと行けてた時代だったのだ。
こんな風に懐かしんでしまうとは
思ってもみなかったことだ。

でも、今は今。
未来は未来。
楽しくのんびり行こうじゃないか。

この写真は、Argentonaアルヘントナという小さな町で
13年ほど前に夫が住んでいた町だ。
ここは中々素敵な町で、散歩しながら家々を眺めるのが好きだった。
その町の一角にいい雰囲気のパン屋さんがある。
それがこの写真。
あぁ、もう3年くらい行ってないなぁ。
昔ながらのパン屋さんだけれど、
おいしいのだ。
このパン屋の斜め向かいにはガウディと同じ時代の有名な建築家プッチイカダファルクの建物もある。
確か、夏には陶芸祭も開催されていて賑やかだったなぁ。

来週から夫が2週間の夏休みに入るので
なつかしい町を訪ねる〜なんてのをしてみようかと密かに思っているこの頃だ。

ひとつひとつ違うのだ

子どもの頃、住んでいた近くに
やっぱりおしろい花がたくさん咲いていた。
そこにはどこにでもあるショッキングピンク色の花ばかりで
どちらかというと、花よりもまん丸の黒い種のほうに興味があった。
おしろい花という名前の由来はその種からきていて
黒い皮で覆われてる種のそれを剥がすと
白いおしろいのような粉が出てくるというのだ。
なので、その種を集めては皮を剥がして
白い粉をとることに夢中だったような気がする。

そんな思い出のおしろい花。

現在住んでいる家から
買い物へ行く道すがらに
たくさん咲いているのだ。
しかも、ちょっと変わった色柄のものが。

去年の夏の終わりに
道端に咲いている
素敵な模様のおしろい花の種をいくつかいただき(どろぼう?)
今年の春に植えたのだ。

毎回いろんな模様に驚かされ、楽しみなのだが
この花は夕方から咲くのだ。
そして、翌日の朝の太陽が真上に出る前にしぼんでしまう。
こんなに素敵な色模様なのに、、、。
たったの半日で終わってしまう。
そこはちょっと寂しいけれど
こうやって、毎日いろんな顔を見せてくれる
この夏は これも楽しみのひとつなのだ。

今までで一番だ〜

 

お皿の上のすもものようなもの。
我が家で育てたものだ。
木についていた札の表示にはプルーンと書いてあったけれど
黒い色のプルーンとは違った。
木にたくさん実っているのだけれど
一向に食べごろの硬さにならない、、、と思っていたら
さっき、ひとつだけ地に落ちていたので、触ってみると
うぁ〜、これは食べてもいいよ!の硬さだ。

早速、食べて見た。

こ、これは!
今まで八百屋で買ったすももよりも
最高においしいではないか!
感動の味だ。
毎朝お水を自分であげて
育て上げたこのすもも。
うれしすぎる。

まだ夫は食べていない。
明日の朝、食べたら絶対に驚くはずだ。

木についている実を数えたら
いち、にぃ、さん、、、、16個もある。

 

あおいちゃんは難しい

あおいちゃんの英語名はロイヤルマロウという。
日本名だとハナアオイというらしい。

種を植え始めた頃は
結構すぐに芽が出て、葉っぱも茂って
な〜んだ。結構簡単だ。
なんて思っていたのだが、
その後、葉っぱが大きくなって丈が伸びてくると
太陽の光があまりにも強すぎて
どんどん弱っていくので
日陰の場所を探して
あっちに置いたり、こっちに置いたりして
ベランダのあらゆる日陰をめぐりめぐった。
そこで、落ち着いたのが
園芸用具を入れている箱の横にある日陰の場所だった。

あおいちゃんが、
なんとも言えないピンク色に光っている感じに
すみっこで咲いているのをみつけて感動してしまった。
真っ暗な中で光を灯す路上にひとつだけの街灯のように。

咲いてくれて良かった〜。

今、我が家のベランダは
コロナのロックダウン中に園芸店で買った
鉢植えの花やこの春たねから育てた花々で
なかなかいい感じになっている。

園芸初心者で結構な数の植物を
枯らして失敗しているのだけれど
まぁ、失敗しないとわからないことだらけ。
なんとか、今、ここまできたなぁ。