セイロンティーの香りが

今までずっと紅茶はアールグレーかアッサムを買っていた。
ところが、それらの紅茶の美味しいお店が近所になくて
セイロンティーを買ってみたのだ。

その香りはとってもなつかしい香りで
小さい頃の思い出をつれてきてくれた。

私が小さい頃は、なぜか麦茶をあまり飲んでいなかったと思う。
その代わりに紅茶、よく普通のスーパーで売っているようなティーバッグのを買っていた。
それをポットにお湯に入れて冷ましてから冷蔵庫に入れて飲んでいた。
しかも、うちの母は子どもが好んで飲むように砂糖を入れていたのだ。
だから、遠足の水筒には甘い紅茶の冷えたものがいつも入っていた。
その時の紅茶がセイロンティーだったのだろう。

数日前に買ってきたその紅茶の、ふんわりと湯気とともにやってくる香りで
小学校時代の遠足の映像がよみがえってきたのだ。
歩き疲れた時に水筒を開けるとその香りで嬉しくなったものだった。
しかも甘くておいしくて。

いろんな記憶があるけれど
大好きな記憶だ。

そうえいば、レモンの砂糖漬けも大好きだったなぁ。