きっかけはあそこから?

 

あの青空が戻ってこない。
ルンルンするようなあの青が。
二週間以上もここのところ空がさびしい色だ。
青空をバックに桃の花の写真を撮ろうと待っているのだが、
待っていたら満開がすでにすぎ
いつのまにか葉っぱが出てきてしまった。

前にブログの滞在許可証についてのところで
書類の神様に恵まれていないようなことを書いたことがあった。
今日、近所の川沿いを散歩しながら
考えごとをしていたら
その最初のきっかけは小学校入学前の頃の
あのことから始まったのではないかと
遠い記憶を思い出していた。

小学入学前に母と一緒に
学校で使う教科書や教材などを受け取りに行った時の出来事だ。
書類を見せて、それらの物を確認しながら手持ちの大きな紙袋に入れていた。
最後に美術で使う水彩絵の具や筆、パレットなどが入った細長いビニール製のバッグを受け取ったのだが
私にはなぜか水色のバッグが渡されたのだ。
女の子はピンク、男の子は水色という日本の小学校でよくありがちな性別で色わけされるそれが
なぜか私のは水色のバッグだった。
理由は、もうそれしか残っていなかったということなんだけれど
私はこれが、本当にはずかしかったのだ。
なぜ?私、女の子なのにピンクじゃない。
目立ってしまうし、
なんで水色なの?と友達に問われ
毎回その理由を言うことが面倒だし本当に嫌だった。
しかも、なぜ絵の具バッグを性別の色で分けなければならなかったのか?
分ける必要があったのか?
考えてみると、深い問題に小学校一年生から悩み、体験していたのだなぁ。
たかがバッグの色問題だけれど、当時の私は重大だった。
今の時代は性の問題は敏感だし
ランドセルも好きな色を選べる時代になった。
良いことだ。

あれ?ところでこれ、書類の問題なのかな?
と思ったけれど。
まぁ、そんなこともあったなぁと今日思い出したので書いてみたのだ。

これは、桃の木のお隣にある、ちょっと変わった品種のマグノリアの花