100年前の服を着て

住人たちが、100年ほど前のモデルニスモ時代の服を着て町を歩くという
モデルニスモ祭りが先週末に開催されたのだ。
その他、当時の服装をして鍛冶屋さんが路上で刃物を削っていたり
皮かばん屋さんやガラス工芸、靴屋さんなどの出店があったり
当時の服を着て着飾った方々のファッションショーなどもあるのだ。
いつもの町だけれど、ファッションが変わっただけで
いつもよりちょっと素敵な風景になるのだよね。
ウキウキしちゃう。

日本でも東京なら浅草あたりならこういったイベントができそうな気がするし
やってみたら町おこしになるし良いと思う。
そもそも渋谷の街がハロウィンの仮装の時にあんなに盛り上がるのだから
こういった昔の服装の仮装祭りがあったら盛り上がるんじゃないかな。
ぜひ、やってほしいなぁ。
日本の着物って本当にすばらしいから。
柄や色に意味があるし、物語がある。
若い人たちに今、昭和ブームが起きているらしいから
明治の時代へタイムスリップ祭り、なんていうのがあったら
外国人観光客も興味津々だと思う。
なんたって、わが町ラ・ガリーガでは私は外国人で
異国の洋服にすごくワクワクするから。

ずいぶん昔の二十歳の時に自分で成人式の着物が着られるようにと思い
着付け教室に通ったことがあった。(でも成人式は結局行きつけの美容院で着付けてもらったけど)
せっかく習ったけれど、着るチャンスがほぼなくて
今ではすっかり着方を忘れてしまった。
いろいろ思い返していたら、着物が着たくなってきてしまった。
今度日本に帰った時には着物を着てみようかな。
着てみたいなぁ。

それにしても、昔の写真とかを見ると
西洋では洋服にプラスして帽子も一緒にトータルファッションとされていたのだと
つくづく思うのだ。
だって、外に出る時、着る洋服を考えるときはだいたい下半身ならジーンズにするか、スカートにするか?
黒いプリーツスカートにするなら色を合わせて黒いカットソーにしようか、それとも花柄のブラウスにするか
靴は黒の革靴にして、、、とだいたいそこまでしか考えないけれど
昔はそれに頭のこと(帽子のこと)まで考えて出かけていたのである。
いやいや、大変そうだけれどちょっと楽しい。
洋服に合った帽子をデザインするって、おしゃれだなぁ。