憧れの教会へ行けたのだ。
なんと、ワクチン接種の日にだ。
以前、Cardedeuカルデデウという町に住んでいた時
電車に乗ってバルセロナの中心地へ行く時に
5分ほど乗っていると
車窓から、この教会が遠くの方に見えるのだ。
素敵な建物。中はどんな雰囲気なんだろう。
その周辺はどんな町づくりになっているのだろう。と
ずっと、ずっと想像していたのだ。
ほぼ10年ほど、そんな風に思っていたところへ
ワクチン接種の会場がその教会の近くだということがわかり
接種時間よりも早めにその町に着くようにし
やっと、やっと行けたのだ。
思ったのは、建て方が日本のお城に似ていると思った。
残念だったのは、中が見れなかったこと。
ミサや特別なイベントがない限りは門が閉じられているようだった。
その教会の名はSanta Eulàlia de Mèridaサンタ・エウラリア・ダ・メリダ
もともと、この場所には古い教会があったそうだが、
この建物は19世紀に建てられたものだそうだ。
普通、教会は町の中心にあることがほとんどだが
この教会は住宅地に囲まれている。
行ってみるとわかると思うが、取り残されてる感じが
しみじみと伝わってくるのだ。
10年ほどの間、ずっと行ってみたいと思い続けていた教会。
ここには行けたけれど
そんな風に思い続けている場所は、まだまだある。
近いのに、徒歩では行けなくて
電車でなら行けるのに、中々行くチャンスがないところ。
きっと、いつかは行けるだろう。
思うことが大切だ。