バルセロナの街をあっちこっち買い物していると
歩くことが多く、途中で休憩したくなることがしばしば。
美味しいスイーツのお店でくつろぎたいけれど、そこまで行くのはちょっと遠い。
とはいえ、特におなかもすいていないから、のんびりゆっくりできて
ホッとできる飲み物があればいいなぁと思うのだ。
そんなところを探していたら、見つけてしまったのだ。
カタルーニャ広場から10分は歩かないほどのところ。
グランビア通りの上にあるDiputacióディプタシオ通りに。
そこは、カフェはカフェでも本屋さんの中にあるカフェなのだ。
入り口の大きな扉をぬけると、今時の本屋さんにしてはとっても重厚感があり
私のようなものが入ってもいいのでしょうか〜。とちょっと思ってしまうような
高級感を感じる店内なのだ。
でも、入ってしまうと本棚に並んでいる本の魅力にハマってしまい
どんどん奥の奥に進んで行くと緑に囲まれた空間があるのだ。
そこが、カフェ、いや実際はバルだ。その名はBar Watsonバル・ワトソン。
壁には植物が茂っていて、壁の一部から水がチョロチョロと上から流れていて
その音がここちいいのだ。
街の真ん中にこんなにリラックスできる場所があるのは
とってもありがたいことだ。
私はだいたい平日に行くので、人も少なくストレス0%、気分が上がって満足100%。
バルを出て店内の本を見るのもいい。
スペインの本屋さんにしては英語版の本も結構置いてあるし、ソファや椅子もとってもオシャレ。
座りごごちも最高なのだ。
実は、この本屋さん。Diputacióディプタシオ通りに
同じ名前のふたつの本屋さんが向かい合って存在しているのだ。
バル(カフェ)がある方がDiputació 249のアドレスで
お向かいのDiputació 250の方にはアート系の本などが置かれている。
最近グラフィックノベルという海外の漫画本が流行っているようで、
ここでもかなりの冊数が並んでいた。日本の漫画の単行本よりも大判で
装丁が結構凝ったものが多いので、ついつい手にとって見てみたくなってしまうのだ。
そうそう、言い忘れていたが、本屋の名前はFinestresフィネストラス
カタルーニャ語でFinestresは窓のこと。
窓っていろんな意味合いがあって、いいネーミングだと思う。
本屋さんが危機だというこの時代に
こんなに素敵な本屋さんがあるということが
とってもとってもありがたい。
本屋さん Finestresフィネストラスのホームページ