わが町にはおいしいパン屋がない。
ならば自分で作ってみようかなと思い、パンを作るための本を買ったのだ。
それは天然酵母から作るパンの本で
かなりの挑戦だと自分でも思ったのだけれど
真剣に取り組んでみたいと思ったので、どうせならと思ってその本を選んだ。
夫に見せたら、それ、ハードル高すぎるよと言われたが
ハードルが高いのをわざわざ買ったのだよ。
さてさて、三日坊主で終わってしまうか、続くのか
未来の私はおいしい自作のパンを食べているか、いないのか。
楽しみなところである。
そんな時に前回のブログでも書いたCardedeuカルデデウの町の
アートフェアを訪ねた時に
あの場所にSant Hirariという教会があって
いつもは閉じられている扉が開いていたので入ってみたのだ。
正面の壁画にかわいい天使が夜空に舞っているのが胸キュンで
写真を撮っていたのだけれど
遠くから引き目でカメラをかまえたら
下の方に何やらまるいものがたくさん描かれているではないか。
なんだろう?
カメラを下ろしてふと近くに寄ってみると
なんとそれがリュスティックのようなパンだったのだ。
えっ、パン。パンがこんなにたくさん描かれている〜。
こんなことってある?見たことある?
パンが描かれた教会の壁画なんて初めての遭遇。
これからおいしいパン作りを始めようとしている私のための
応援のようなパンの絵。
そんな風に解釈しておこうと思ったのである。
とにかくチャレンジ精神の小さな火がポッとついた感じがした。
よし、がんばるぞ〜。