自宅から歩いて10分ほどのところに
川沿いを歩くハイキングコースがある。
ここは秘密にしておきたいくらい気持ちのいい散歩道なのだ。
特に秋にはそこかしこの木々が纏う色が様々で
その他の季節とは抜群の違いがあり、美しくて、楽しいのだ。
地面に育つ草花も、よく見ると種類が豊富でかわいかったり、香りがしたり。
歩く道は枯葉の絨毯になっていて
ガサガサ、サクサクと足に伝わる乾いた音が心地いい。
しかも、岩のゴツゴツしたところでは足裏のツボを刺激してくれて
ちょっと濡れて滑りやすいところや
坂道や段差があるところでは足腰が鍛えられるほど。
そして、川の流れる水の音を聞きながらの散歩は
最高にいい気持ちなのだ。
視覚
聴覚
嗅覚
触覚
あれ、ちょっと味覚は足りないけれどね。
そうそう、コースの出入り口に松林に囲まれたカフェがある。
歩いた後に飲む、暖かいカフェ・コン・レチェは
冷たくなった指先や体をほっこり、ほっかほかにしてくれる。
おいしい。これが味覚かなぁ。
自然の中で考え事を整理したり、
日々の反省をするのは最適なのだ。
そう、なぜか一人で散歩すると
どうも反省をするクセがある。
これは私だけなのだろうか?
あの時どうして、こう言えなかったのだろうか?
こんな風に言えば、もっと理解してもらえたのに、、、と
くどくどと考えたりする。
そして、そうだ、今度はこう言ってみよう。こうしてみよう。と
次回に向けての解決策も考えながらで
よーし!がんばるぞ!
と、なるのである。
考えてみれば、人生はこれの繰り返しで
私はできている。
これからもだなぁ。