カップは厚手がいいのだ

神様からのプレゼントとして
バルセロナの街に一箇所だけ住むところを与えるが、どこがいい?
と、言われたら
間違いなく選ぶ場所はグラシア地区だと思う。
気取りのないお店がたくさんあるし
人々も気さくな人が多い(お店の人たちのこと)。
アート関連のお店も多い。
美味しいお店もたくさんある。
広場がたくさんある(なぜか、ジョンレノン広場というのがある)。
ここに住んでしまったら、
ほとんど家にいないかもしれない危険性がある。
そのくらい、散歩するのが楽しく、心おどるエリアなのだ。

上の写真のコーヒーカップも
グラシア地区にあるアート系の雑貨店で買ったもの。
ぽってりとして、厚みがあって、シンプルな形だけれどかわいくて私のお気に入りだ。

自分のコーヒータイムに使おうと思って数年前に買った
レモン色がチャームポイントのティーカップを持っていたのだが
何しろ陶器が薄いカップで、すぐに暖かい飲み物が冷めてしまうのが欠点。
大好きなカップだけれど、、、今はキッチンの棚の中で眠り姫のように長いお休みに入っている。
でも、気に入っているので夏の暑い時には冷めにくいから
使おうと思っている。

今週から夏時間になったので
夜の8時くらいに日が暮れて、気分が浮つく感じだ。
うれしい。
なんだろう、このウキウキ感は。

我が家は日本でいうと5階にある。
ベランダからは様々な家の様子が見渡せるのだ。
ランチタイムになると、お隣さんたちがテラスでお食事をしている。
そんな季節がいつのまにかやってきた。
話し声やグラスとグラスの乾杯の音、
お皿とフォークやスプーンが重なる音。
そんなサウンドが幸せだなぁと感じる。
ここのところ23、4度ほどの好天気で
夏のヴァカンス?みたいな気分。
でも、現実的にはまだ外出時にはマスクなのだ。

ちなみに、ジョンレノン広場はこちら。