やっと手にした雑誌 Apartamento

探しました。この雑誌をずっと。5ヶ月間も。
そして、先日やっと手に入れたのだ。
嬉しい。

親友を通して何度かお会いしたことのある写真家の松本路子さん。
その彼女がNiki de Sant Phalleを撮った写真がバルセロナの雑誌に載るということを知ったのが去年の11月。
急いで住んでる町の本屋さんに注文しに行ったのであった。
その店主は浮かない顔をして注文を受けようとしなかったが、
私がどうしても欲しいことを伝えたら、渋々うけてくれたのだ。
一週間後には入荷すると最初は言っていたのにもかかわらず、
二週間後に行ってもまだ来ないという。その後はずっと連絡もしてくれなかった。
年末前に行ってみると、残念ながらその雑誌は入荷できないと断られたのだった。
なんてこった。
でも、ここの店主はいい人なのよ。ただ、この雑誌の入荷ができないということなの。
そう、バルセロナというか、おそらくスペイン全体だと思うのだが(例外もある)
雑誌は基本的に本屋には無くてKioscoなどの売店で売られるのが一般的なのだ。
ただ、今回の雑誌「Apartamento」は美術系なので美術書専門コーナーなら置いてあるはずなのだ。普通なら。
小さな町の小さな本屋では扱えないということなのだろう。
そんなこんなで、年初めからバルセロナの街に出るたび探し始めた。
でもKioscoも見たけど無い。
美術書コーナーのある本屋さんを少しずつめぐったが、あっちもこっちも無い。

なぜ?

この雑誌、バルセロナにオフィスがあり、印刷はバルセロナなのだ。
どうして見当たらないのだろう。
本当に不思議なのだ。
そして、先日バルセロナの現代美術館MACBAのミュージアムグッズコーナーに行ってみた。
レジのお兄さんに雑誌「Apartamento」を探していると伝えると
コンピュータで色々探してくれた。そして、彼は「ある」というのだ。
えっ〜、どこに。と次の瞬間、彼の口から出た言葉は、
ここではなくCCCBの本屋だというのだ。
また、歩くのか、、、と思ったけれど、その本屋はここからすぐ近くなのを思い出した。
しかもMACBAのミュージアムグッズの美術本とCCCBの本屋は同じLaieという本屋が経営しているらしい。
そんなことも、この雑誌探しの旅で知ってしまったのだ。(ローカルな話ですみません)
目的の本はすぐ近くにあるぞ。さぁ、善は急げ〜とワクワクしながらCCCBへ向かった。
あった!あったのだ。

でもね、実は1月にこのCCCBの本屋に来たのよ。
その時は店員に聞いたけど無いって言われたのだ。
まったく、どうなってるんだこの国は。

まぁ、終わりよければすべて良し。ということにしよう。

とにかく、自分の手元にこの雑誌があることがとっても嬉しい。
写真家 松本路子さんが撮るNiki de Sant Phalleの写真が大好きなのだ。
この雑誌の特集では13ページにわたり10点の彼女の写真が掲載されている。
興味がある方はCCCBの本屋へ急げ!(バルセロナ在住の方)
日本では表参道の青山ブックセンターにあるそうです。(去年の12月のことですのでご確認を)
ただし、現在最新版のNo29が出ているが
Niki de Sant Phalle特集はNo.28。
お間違えのないように。

それでは良い週末を。

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雑誌Apartamentoのホームページはこちら