誕生日に夫が買ってきた花。
こちらではMatrimonioマトリモニオという名前だ。
翻訳すると、〝夫婦〟という意味。
日本にいた時はみかけたことがなかったので
名前をネットで調べてみたら
日本ではプリムラ・ブルガリスというそうだ。
10月下旬から我が家にあるのだけれど
シクラメンのように根元に蕾が常に7、8個ほどあり、
入れ替わり立ち替わりずっと咲いてくれている。
とっても長持ちでかわいくて夫婦でとても気に入っている。
〝夫婦〟で思いだしたけれど
カタロニア語のクラスで使っている教科書の問題にこんなのがあった。
Aさんは36歳の男性。もうすぐ誕生日をむかえる。
彼は離婚をし、現在はBさんという恋人がいて
もう1年ほど一緒に暮らしている。
そして彼には前の奥さんとの間に9歳の息子がいて、
その息子は一週間おきにお父さんの家と
お母さんの家を行ったり来たりして過ごしている。
Aさんの趣味は旅行、スポーツ、そして音楽を聞くこと。
そんなAさんの誕生日に恋人や息子、友達は何をプレゼントしたらいいでしょう。
と、いうような問いかけで
彼の趣味を参考にどんなプレゼントを贈るかを考えて発言するというものだった。
そう、スペインの離婚率はかなり高く
教科書の問題にあった男性のような例は
ごく普通に存在する。
言いたいのは
Aさんのように離婚を経験し今は恋人がいて、、、という男性は
日本の教科書の例題には決して出てこないだろう。
人間だもの、いろんな人と出会い
いろんな経験がそれぞれにある。
いろんな人がいるということを理解して
気兼ねなく話せる社会っていいなぁと
そう思ったのである。