町の本屋さん

なかなか素敵な本屋さんがある。
店主はハンチング帽を毎度かぶっている、見かけおしゃれな中年男。
もちろん店内でもかぶっている。
わたしが「オヤッ」と思ったのは
今まで見たバルセロナの中心地の本屋でもみたことがないくらい
日本の小説のスペイン語版が置いてあるのだ。
樋口一葉の「たけくらべ」にはじまり、
まんがコミックまで。
もちろん、村上春樹はバルセロナでも人気だ。
こんな小さな町の本屋にだ。

店主にちょっと質問してみた。
日本の本がたくさんあるけど、需要はあるの?と。
人気があるから置いているんだよ〜。

うわぁ!
うれしい。
この町に暮らしてこの夏でやっと1年。
ますます好きになっちゃった。

ときどきのぞきに本屋にいかなくちゃ。